介護の現場のレクリエーションは必要? 必要な理由

 

介護の現場で「レクリエーション」、「レク」と呼んで、日ごろ何気なく行っていますが、「レクリエーションは何のためにやっているのだろうか?」と疑問に思ったことはないでしょうか?

 

レクリエーションは介護保険の適用がないのが基本ですし、そんな時間があるのだったらリハビリに充てたり、体力が落ちているのだから体をゆっくりさせてあげた方が良いのではないかとの考えもあるでしょう。

 

しかし、このレクリエーションですが、高齢者にとっては、とても大切なもので重要な役割があります。ですから、介護の現場でレクリエーションは必要なものなのですが、その理由はどんなものがあるのでしょうか?

 

 

レクリエーションがQOLを上げる

 

高齢になると体を動かすことが少なくなりがちですし、頭を使うことも徐々に少なくなっていきがちです。
また、人によっては自宅や部屋に引きこもりがちで、あまり人との接点を持たないという人もいるでしょう。

 

これでは心身とも衰えが早くなり、周囲と接点がないため孤独感を感じ、どんどんQOL(生活の質)が下がっていきます。

 

そんな利用者様が周りの人と接点を持ち、さらに体を動かし頭を使うことによって、生活していて楽しいなあと思うきっかけにもなるのがレクリエーションです。

レクリエーションに参加することによって、今までと違い笑顔が多くなり顔つきも変わり、生き生きした表情を見せる人も少なくないのです。

 

 

脳機能や身体機能を活性化

 

レクリエーションにも様々なものがありますが、頭を使うタイプのものであれば脳機能を活性化することにもつながります。

高齢化の最も悩ましい問題に認知症がありますが、脳を活性化することで認知症予防やさらに認知症の進行のスピードを遅くするようなことも期待できます。

 

また、運動をして体を使うレクリエーションなら、身体機能を活性化して老化の進行を遅らせることにもなるでしょう。

 

高齢によって体力は確実に落ちていくものですが、何もしなければ益々筋力は衰えていきます。筋力の衰えを防止するのもレクリエーションの大きな役割になります。

 

介護の現場でも介護の進行を防ぐことにもなり、より利用者様と長くお付き合いができることでその良い効果もあるのです。

 

いかがでしょうか?介護の現場でレクリエーションが必要な理由には様々なものがあります。その他にも特に集団レクリエーションなら、利用者様同士が会話をしながら、和気あいあいとした雰囲気をつくっていくこともできます。

 

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