時間の使い方
1日24時間は全ての人に平等に与えられています。ただその時間をどのように使うかとなると、人それぞれさまざまです。
時間の使い方は、生活行動として大きく分けると、次のような3つの側面に分類できるでしょう。
- 生活必需時間
- 社会的拘束時間
- 自由時間
生活必需時間とは、生きていくうえで必ずしなければならない行動に費やす時間です。
例えば、睡眠時間や食事時間。十分な睡眠をとらなければ体を壊してしまいますし、食事を食べなければ人減は生きていけません。
食べたものは、体外に出す必要もありますので、排泄の時間も生活にとって欠かせない時間になるでしょう。生活にとって欠かせないことに費やす時間は、生活必需時間になります。
続いて社会的拘束時間とは、大人だっら仕事や職場までの通勤時間、学生だったら学校で勉強する時間や通学時間。主婦だったら家事育児に費やす時間ということです。仕事や学校の勉強、家事などをみんながすることで、社会は良いものになりますからね。
最後に自由時間ですが、生活時間や社会的拘束時間以外で好きなことができる時間です。
自由時間は人によってその使い方が様々で、ある人は昼寝をしたりボーッとしたりする人もいれば、別の人は趣味の時間に忙しそうに取り組む人もいます。
自由時間があるからこそ、日々の生活に変化が出てきて、より楽しく有意義なものになってきます。自由時間がなく生活時間や社会的拘束時間ばかりでしたら、人間は
現役時代は自由時間が少なくなりがち
会社に勤めている現役時代は、人によっては社会的拘束時間が長く、その分自由時間が少なくなりがちです。残業や長い通勤時間で朝早く出発し、夜遅く帰宅するなんて人もいるでしょう。
夜遅く帰宅したら、ほとんどご飯を食べて、お風呂に入っているとなると、ほとんど何もすることがないなんて人もいるのではないでしょうか。
専業主婦でも、社会的拘束時間は長くなりがちです。特に子供が手がかかる時期はとても忙しく、なかなかゆっくりする時間がないののが現状ですし、特にご主人が子育てや家事をあまり手伝わない家庭は大変だと思います。
リタイアしてからは自由時間が増える
現役時間は社会的拘束時間が長くてなかなか自由時間が取れなかったという人でも、リタイアすれば社会的拘束時間が極端に少なくなるので、自由時間が多くなります。
ただ、
専業主婦でも子供が巣立ってしまえば、若い時より手間も少なくなり、自由な時間が増えていくのが普通でしょう。
このように高齢者になると自由時間が増え、その時間をどのように過ごすかは人によってかなりの違いがでます。
人によっては、今まで社会的拘束時間によって、人生が充実したものになっていた人が、仕事がなくなったことでやることに困るという人もいます。何か趣味があれば、それに時間を費やすのですが、趣味もないため、暇を持て余すという人もいて、“ぬれ落ち葉”のような状態になる人もいます。
リタイアしてから、増えた自由時間をどのように過ごすかはとても重要です。自由時間が多い人の方がストレスも少な目で、あ
3つの時間のバランスも大事
高齢者になると自由時間はとても増えますが、生活必需時間は体力の衰えなどによって多少増えることもありますがあまり変わりません。
その反面、要介護状態になってくると、ヘルパーさんに家事などを頼むともっと社会的拘束時間は短くなります。リタイアしているわけですから仕事の時間は大きく減るため、3つの時間のバランスを崩れます。
高齢者が生きがいを持って生活するためにも、自由時間を有意義に過ごして、さらに社会参加もしていき3つの時間のバランスを整えることが大事なのです。