リラックスを目的としたレクリエーションの中でも、歌や音楽を用いた音楽レクリエーションは利用者様にとっても喜ばれるものです。

 

「音楽療法」としてセラピーの一つとしても確立されてきている音楽について、音楽レクリエーションは高齢者の心身にどのような効果があるのでしょうか?

 

 

音楽レクリエーションとは?

 

音楽レクリエーションとは、歌や音楽を用いたレクリエーションです。利用者様が実際に歌うものもあれば、歌や音楽を聴くものもあります。

 

単に音楽を聴くだけでなく、ゲームや運動、さらに脳トレなども合わせたものも音楽レクリエーションの一つであるともいえます。

 

介護施設だけでなく、ご家庭でもできますし、職員が忙しい時にも手軽にできるためとても利用価値のあるものです。

 

音楽レクリエーションで期待される効果

 

レクリエーションで気になるのはその効果ですが、音楽レクリエーションで期待できる効果にはどのようなものがあるでしょうか?

 

音楽は人の心身をリラックスさせてくれます。好きな音楽を聴いていると心地よい気分になるのは、日ごろ多くの人が経験しているはずです。

 

人は些細なことで、イライラしたり不安になったりするものです。これは高齢の利用者様も同じです。

 

イライラや不安による情緒不安定によって、夜の安眠を妨げたりしますし、夜あまり眠れないことが心身の健康にも悪影響を及ぼしたりもします。

 

音楽にはその種類によって、鎮静機能があったり刺激機能があります。鎮静効果によって怒りやイライラを鎮めてくれます。

 

また気分が沈んだ時には、刺激効果によって感情をコントロールすることにもなります。

 

情緒が安定することによって、安眠にもつながってくるでしょうし、ぐっすり夜眠れることは健康状態の安定にもつながります。

 

身体機能の維持・向上

 

音楽レクリエーションはリラックスが主な効果ですが、歌う音楽レクリエーションなど実際に身体を動かすものは、身体機能の維持や向上にもなります。

 

歌でしたら口を大きく動かすわけですから、口周辺の筋肉も使いますので口腔機能の維持・向上も期待できるでしょう。

 

口だけでなく大きな声を出すには、普段より大きな呼吸も必要ですし、肺機能の維持・向上にも役立ちます。

 

声を出すことはストレスの発散にもなりますし、その効果はたくさんありますので、音楽鑑賞だけでなく、実際に利用者様が参加する音楽レクリエーションも取り入れてみるとよいでしょう。

 

 

孤独感を紛らわしてくれる

 

介護施設などにひとりで住んでいると、孤独感を感じることも多いはずです。

 

音楽レクリエーション、例えばみんなが参加して合唱するようなものでしたら、周囲の人とのコミュニケーションも花が咲くはずです。

 

また音楽や歌を鑑賞するものであっても、演奏終了後に感想を言い合ったりすることもあるでしょうから、利用者様相互の距離も近づくことにもなります。

 

音楽レクリエーションは、リラックスすることが主な効果になりますが、その外にもいろんな効果が期待できます。

 

ぜひ日ごろのレクリエーションの一つとして、取り入れてみましょう。このサイトでも音楽レクリエーションに適したものを紹介していきます。