レクリエーションの効用 寝つきが良くなる

 

介護の現場でレクリエーションを行うことでどのような効用があるのでしょうか?

 

まず目立ったものの一つで「寝つきが良くなる」というものがあります。十分な睡眠をとることは健康を維持するためにも大切なことですが、寝つきが悪いとどうしても睡眠時間が短くなりがちです。

 

「寝つきが悪い」、「夜中ぐっすり眠ることができない」という悩みを持つ高齢者が、最近は増えています。寝つきが悪い理由にもいろいろあるでしょうが、その大きな原因は運動不足によるものです。

 

自分は運動不足だと思っている高齢者はあまり多くなく、慢性的な運動不足に陥っている人は多いのです。そんな高齢者にとってレクリエーションは体調維持のためにも重要な役割を果たしています。

 

 

寝不足は体の調子を崩す原因に

 

寝つきが悪いと、どうしても眠りも浅くなりがちです。その結果寝不足に陥る人も多いでしょう。寝不足になるとどうなるかというと、体の調子を崩す原因にもなりますし、気分が落ち込んだりもします。

 

体が調子が悪くなって、気分が落ち込めば、生活の意欲も減り、何もする気が起こらないということにつながりがちです。何もしなければ、身体能力の低下や認知の原因にもなりかねません。

 

何時もする気が起こらなければ、動きたくもなくなり、さらに運動不足が進むような悪循環となります。こうなれば老化もますます進み、QOLの低下も見られるようになるでしょう。

 

 

運動不足解消はご利用者様の自発的な行動も必要

 

運動不足の解消といっても、利用者様の自覚がなければなかなか自分からは動こうとはしません。運動をしなさいと言って命令をしてもかえって反発されることもあるでしょう。

 

運動不足を解消するためには、利用者様自ら運動する気持ちになってもらい、自発的に行動をすることも必要です。自発的に行動を促すことは簡単ではありません。

 

自発的に行動してもらえるためには、介護の現場で運動を伴うレクリエーション活動をしっかりと用意してあげることです。メニューを用意してあげることで、利用者様が自ら行動しやすくなるのです。

 

利用者様が体を動かし、楽しいひと時を過ごすことで気分が晴れて、自分でも自ら体を動かしたいという意欲もわいてくるはずです。

 

さらに、進んで運動をすることで、寝つきも良くなり、疲れたため眠りも深くなり、寝不足の解消につながればさらに良い循環が生まれてくるはずです。

 

いかがでしょうか?良い睡眠のためには、まずは寝つきを良くすることが大事です。なかなか寝れないようでしたら、イライラして精神的にも悪い影響を及ぼします。

 

寝つきを良くして、さらに睡眠の質も良くなれば、日中体を動かす意欲も沸いてきがちで、毎日の生活に好循環を及ぼすことになるでしょう。そのためのレクリエーションなのです。

 

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